こんにちは、りょうです。


そろそろ、ディスクロードについての為になる記事を書かないと、「ブログタイトル詐欺だ!」とか言われそうです。


ここからは、これまでに1年半乗った経験からのディスクロードのメリット、デメリットについて書きたいと思います。



まず、最初に申し上げておきますが、私のいわゆるスポーツ自転車の経験は、クロスバイクとディスクロードしかありません。


このため、キャリパーブレーキとの比較については分かりません。
その部分はあくまで一般論での比較になります。


よく、自転車のディスクブレーキのメリットととして、制動力、雨天時の効きがあげられます。


雨天時の効きは、私もVブレーキとの比較ですが経験があり、やはりディスクブレーキは、滑りが少ないし安心してかけられます。


ただブレーキの効きの根源はタイヤの摩擦力ですから、過信は禁物であることは言うまでもありません。


しかし、雨天時の走行で、私が最も現実的に良いなと思ったのは、リムが傷つかないことです。


リムブレーキでは雨天時に乗ると、ブレーキ面が地面に近いので、泥や小石がブレーキとリムの間に噛み込んで、リムが傷だらけになります。アルミリムならまだしも、高級なカーボンリムだったりしたら目も当てられません。


ディスクブレーキは、ブレーキ面がハブに近く路面の影響を受けにくいほか、ブレーキ面はディスクローターが担うので、傷ついても交換可能です。


また、よく、高級カーボンホイールの方が、強くブレーキをかけると、リムが傷つくのが気になると言っているのをお聞きします。


どんな高級ホイールでも、リムにはブレーキ面があって、やがて磨耗していきます。
安全装置であるブレーキをかけるということに、何の躊躇も感じさせないというのは、大きなメリットだと思います。


ただ、ディスクブレーキの制動力の絶対値は、デュラエース、アルテグラなどのリムブレーキと変わらないのではないでしょうか。


私も、Vブレーキからの乗り換えでしたが、制動力が上がったという印象は持っていません。


制動力はタイヤと地面との摩擦力以上には上がりませんので、ある意味当たり前でしょう。


ロードバイクにディスクブレーキをつけると制動力が強すぎるという心配は杞憂だと思います。


シマノも、ロードバイク用のディスクブレーキは、わざと油圧ホースの膨張率を緩和してコントロールし易いようにしているそうで、私の実感としても、非常にコントローラブルです。


また、油圧ディスクブレーキは、少ない入力で強い制動力を発揮します。
ディスクブレーキで、自分がもう一つ良いと思ったのは、ブレーキが楽ということ。


正確には、クロスバイクのレバーブレーキと変わらないブレーキのかけ易さでした。


これまでも、表ヤビツや風張峠、道志みちや大弛峠といった、長いダウンヒルを下まで一気に下ったことがありますが、ブラケットポジションのままで下まで下っても、腕や握力が疲れてしまうという事はありませんでした。


油圧ディスクブレーキは、上級者向けという見られ方があるかもしれませんが、女性や握力が強くない初心者にこそ、油圧ディスクブレーキのメリットがあるということは、声を大にして強調したいと思います。


それでは、デメリットは何でしょうか。
キャリパーブレーキの消耗品パーツに比べて、ディスクブレーキはパーツ代が高いです。


では、気になるランニングコストですが、私の事例で言うと、
前のブレーキパッドは半年に一度の交換。
後ろのブレーキパッドは一年に一度の交換。


私の場合、それなりに乗って、下りでもブレーキを酷使している方だと思います。


前側のディスクローターは、1年半乗って性能の低下は感じませんが下地に達する傷が目立ってきたので、そろそろ交換かなと思ってます。後ろのローターは、普通に乗って、2年以上はもつと思います。
ディスクローターは一つ5〜6千円ぐらい。


ブレーキパッドには、強ブレーキによる熱や磨耗に強いメタル系(約3千5百円)と、通常のレジン系(約2千5百円)があります。


確かに、パーツの単価はお高めです。
しかし、そう頻繁に交換するものでもありませんから、ランニングコスト的には
許容範囲かなと思ってます。


最初、安いからと前側ブレーキもレジン系のパッドを使った時は、結構早くすり減ってしまったので、私の場合、前側だけはメタル系を使っています。


気をつけなければいけないのは、パッドの交換時期の見定めだと思います。
キャリパーブレーキの場合は、ブレーキパッドのすり減り具合は、外から見てすぐ分ります。


しかし、ディスクブレーキの場合は、ブレーキキャリパーに隠れて外からはほとんど見えません。


また、ブレーキレバーの引きしろも、油圧の場合は、パッドがすり減った分、オイルが供給されますので、最後まで引きしろ調整無しで使えます。(シマノの工夫なのか、パッドの磨耗に合わせて微妙に引きしろが大きくなる様には感じます。)


シマノのブレーキパッドの使用限界厚さは、0.5mmなので、結構ギリギリまで性能は発揮するのですが、頃合いを見て、パッドを外してチェックすることが必要です。


正確には、ノギスで厚さを計って確認する事も必要でしょう。


普段のメンテナンスが楽なだけに、自分でブレーキパッドの交換時期を意識する事が必要だと思います。


ただ、メンテナンスが不得意な人が心配しないよう言っておきますが、車やオートバイのディスクブレーキと同じようにブレーキパッドが限界以下にすり減ると、ブレーキ時に、「ギ、ギー」と異音を出して知らせる構造になっています。


それを無視して乗り続けない限り、ライド中にバッドが消耗して突然ブレーキが効かなくなる事はありませんので、ご安心下さい。


ディスクブレーキのもう一つのデメリットは、初心者には関係ありませんが、全く異なるブレーキシステムになるため、これまでのキャリパーブレーキのロードバイクとは、互換性が無いという事です。


ディスクブレーキ用のグレードアップできるホイールもまだ少なく、選択肢が少ないというのは、ユーザーにとっては大きなデメリットかと。


特に、お気に入りのホイールを幾つか既に持っている場合、新しいディスクロードには使えなくなります。


こういう事が、上級者がディスクロードに切り替える際のハードルになっているのでは無いでしょうか。


では、ホイールのハブだけ、ディスクブレーキ用に交換すれば、リムは使えるのではないか!!!


私もそうした可能性を考えたのですが、使えるものもあるみたいですが、基本的にダメと考えた方がよさそうです。


というのは、キャリパーブレーキは、ホイールのリムを直接止めますが、ディスクブレーキは、ハブに固定されたローターを止め、その力がスポークを介してリムに伝わります。


このため、ディスクブレーキ用のホイールは、スポークとリムの強度が重要で、現在のディスクブレーキ用ホイールを見れば分かるのですが、いずれも、スポークの数が18本とか、24本とか多くなってます。


リムブレーキ用のホイールは、軽量なものほどスポークの数は少なく、また、スポークとリムの接合部の強度も、ディスクブレーキを想定して設計されていないので、ディスクブレーキ用に転用した場合、強度が足りないと思われます。


私が使っている、ファストフォワードのFR6D(リム高6cm)というディスクブレーキ用モデルは、リムはトラック競技用で、リムにブレーキ面が無く、スポーク数も多いものをディスクブレーキ用に転用したようです。


FR6Dの重さは、前後で約1,600gぐらいで、リム高の割には軽いですが、キャリパーブレーキ用の軽量ホイールに比べれば、重いです。


ディスクブレーキ用カーボンホイールとしては、割と早めに出たタイプですね。


ディスクブレーキ専用の軽いカーボンホイールについては、まだ、シマノやカンパからは発売されていません。


ディスクブレーキ専用ホイールは、リムにブレーキ面が必要ないため、回転に影響する外周部を軽くできると言いますので、今後の発売が楽しみです。