こんにちはりょうです。


前回の記事は、文章ばかりで読みにくかったと反省しています。


お詫びもかねて、今回は、ディスクブレーキのメンテナンスについて、写真を見せながら説明したいと思います。


今回、解説するディスクロードのブレーキは、
と、


になります。

 なお、ここで解説するやり方は、私の自己責任のもとにやっている方法をご参考までにお見せするものです。


他の人が参考するとしても、その結果はその方自身の自己責任となります。必ず、シマノの説明書をよく読んで、それに沿って作業を行って下さい。


従って「このブログで見た作業をそのままやったら壊れた。」などの苦情は一切受け付けられません。


そのような文句を言おうと思っている人は参考にしないでください。


これ以降の本ブログの記事すべてに共通することですので、ご了承ください。


以上、大人の都合の前書きを一応書かせていただいてから、以下、本文に入りたいと思います。


さて、油圧ディスクブレーキというと、なんだかメンテナンスが大変だと思われるかもしれませんが、仕組みとコツを理解すれば、トーイング調整が必要なキャリパーブレーキより簡単かもしれません。


まず、ブレーキパッドの交換ですが、下の写真でドライバーで示しているボルト1個で固定されています。


このボルトの裏に緩み止めのピンがはまっていますので、ドライバーで緩める前に、外します。


ピンは引き抜いて外します。
ボルトをはずすと、パッドは後ろに引き抜けば外れます。


下の写真は、引き抜いたパッドと部品です。



[注意!]
この時、パッドを引き抜いた後に、ブレーキレバーを絶対に触らないこと!

ブレーキレバーを動かして油圧ピストンが出てしまうと、隙間が無くなり、パッドを入れる事が出来なくなります。
必ず守って下さい。


上の写真の真ん中に、写っているXウィングの様な部品は、パッドの間に挟んで、ブレーキ開放時にパッドを開くバネの役割をするのと、パッドがすり減った時にローターに接触して、ギーギー音を出してパッドの磨耗を知らせます。


これらの部品が、右上の一本のピンでつながって、キャリパーに固定されています。


下の写真はパッドを抜いた後のキャリパーの様子。
真ん中の丸い部分が油圧ピストンです。




次に、ホイールを外します。
最近のディスクロードはスルーアクスルが多くなっていますが、私のC59ディスクは、クイックリリース仕様です。


私の場合はスキュアーで固定しています。
スキュアーに変えた理由は、ディスクブレーキの力でハブが外れないようにする為と、ホイールの反応性良いと感じるからです。


スキュアーの外し方は六角レンチで緩める以外、クイックリリースと同じ。



なお、ディスクロードの前のホイールは、ブレーキパッドを外さなくても、スキュアーを外すだけでそのまま外れます。


今回の作業でホイールを外すのは、新しいパッドに交換する前に、パッドの磨耗にあわせて押し出された油圧ピストンを戻すためです。


これをしないと、新しいパッドをはめた時に、パッドが厚くなった分ディスクローターが入る隙間がなくなって、はまらなくなりますので、注意。


ピストンは、間に大きな棒、ドライバーのような物をいれて、こじって開きます。


この時に、急激に強い力でこじるのは厳禁です。キャリパーが傷つくか、下手をするとピストンが壊れてしまいます。


油圧ダンパー付き扉と同じですので、下の写真のように、ゆっくりと、ピストンを押し下げるようにこじって下さい。




ピストンを開いたあとは、パーツクリーナーなどで、キャリパーの汚れを落とします。



ブレーキパッドを入れる時に、パッドの裏側とピストンの接触面に耐熱グリスを薄くのばします。パッドがスムースに動くようにですが、無くてもあまり変わらないかも。まぁ、気持ちの問題かもしれませんね。

注意!
ブレーキパッド面にはグリスが絶対に付かないように注意して下さい。



パッドの部品を元どおりに組み立て、キャリパーに戻します。



パッドを止めるボルトを締めて、緩み止めピンをはめてパッドの交換は終わりですが…!




最後に注意‼️
この時、ブレーキパッドは開いた状態にありますので、ホイールを取り付けた後、乗り出す前に必ず、ブレーキレバーを何回か引いて、ローターとパッドの隙間が最小になるようにして下さい!



これをしないと、最初にレバーを握った時にブレーキが全く効かず、かなり危ない目にあいます。


シマノの油圧ディスクブレーキの場合、輪行時にホイールを外して、自転車を逆さにするなどした時に、ピストンをいじらなくても、このピストンが開く現象が起こるので、要注意です。


何度か、再度組み立てて、乗り出した時に、これを知らずにブレーキが効かなくて、かなり焦りました。


次に、ディスクローターの交換です。
シマノの取扱説明書では、ディスクローターの厚さが1.5mm以下になったら交換して下さいとのことです。


今回、1年半使った前側のローターの厚みを測ったところ、1.4mmだったので、交換する事にしました。



ローターの交換はまず、ホイールを外します。


シマノのこのローターは、センターロック方式といって、スプロケのロックナット外し工具で外すことができます。






センターロックナットを外してしまえば、後は、ローターを手前に引き抜くだけで簡単に外れます。




新品のディスクローターです。
厚さは、1.8mmありました。





後は、スポッとはめて、ロックナットを規定のトルクで締めれば完成です。


簡単でしょ。


ディスクロードの場合、ホイールを変える時はこのローターも付け替えなければいけませんが、それほど苦にはなりません。


アルミリムでも、カーボンリムでも同じパッド、ローターですので、ここらへんはむしろお手軽ですね。


パッド、ローターを交換した後の組み付けは、先ほどのピストンの押し込み作業をキチンとしていれば、スポッとはめるだけです。



あとは、元どおりにスキュアーを固定します。


そして、最後に、ブレーキレバーを引いて、ピストンを戻す事を忘れずに。
以上がディスクブレーキのメンテナンスの説明でした。


ディスクブレーキはいいけど、自分でメンテナンス出来るか不安という方の少しでも参考になればと思います。


手順を間違えなければ、作業自体の難易度はそんなに難しくはないでしょ?


ちなみに、いずれディスクブレーキの油圧ラインのメンテナンスもやりたいと思いますが、油圧ラインは普段は基本的にメンテナンスいらずなので、数年に一度、ブレーキフルードの交換をショップにお願いするという事で問題ないと思います。


シマノのパーツで、ブレーキフルードや交換時に使う道具セットが出されていますので、もちろん、自分でもできます。


今後とも、メンテナンス情報をアップしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。