こんにちは、りょうです。


11月3日の祝日に、尾根幹夜練で、以前ご一緒させて頂いた「サガミハラ no ボッチチャリダー」のブログ主の輪たろうさん主催の裏ヤビツライド、いよいよ、裏ヤビツフリー走行完結編です。



札掛橋で休憩する予定が、そのままコーラさんが引く高速列車に引っ張られる事になってしまいました。


札掛橋があっという間に通り過ぎる。
ここを過ぎると、いよいよ坂区間に入っていきます。


周りには、コーラさんのアタックに反応した人たちによる集団が形成され、プロトンとなって坂を上がっていく。


私も、何とか食らいついていきます。
やがてしばらくすると、コーラさんのペースが落ちてきた。


ここまで高速で走ってきて、さすがに疲れたか?


いや、コーラさんの実力はこんなものでは無いはず…。しかし、ペースが落ちるのはありがたい。


ところで、皆さん、お気づきだろうか?
フリー走行に入ってから、出てくるはずの人物が登場していない事を。


コーラさんがつぶやく。
「あの人、来ないねぇ。」

私も答える。
「そうですねえ。でも、必ず来ますよ。」


あの人とは、1班、班長、モモタロウさんの事である。


そう、コーラさんは、モモタロウさんを待っていたのだ。


しばらくの間、コーラさんやborikoさんたちとお話をしながら進む。


モモタロウさんは来ないのか…。
このまま、ゆるゆると上まで上がるのか…。
いや、それはありえないなと思いつつ、ちょっと、ホッとしたように感じ始めた時だった。


人生の修羅場はいつも油断した時にやって来る…。



「はい!踏んで!踏んで!」

「回して、回して、もっと!」

「もっと!もっと踏んで!もっと!」



突然、耳元で、あのセリフが響く。


モモタロウさん、キターッ!


後ろから突然に現れたモモタロウさんが、スッと前に出て、コーラさんと並ぶ。


後で聞いたところによると、ここに来る途中、チェーン落ちして、復帰に手間取っていたらしい。


コーラさん、「じゃあ、行きますか!」
モモタロウさん、「いくかぁ!」


それまでのユルユルペースと打って変わって、2人が猛然と加速していく。
ここだって、それなりの坂区間だ。


「うぉー!」

私もペダルを踏み込むが追いつけない。集団の他の人達も一緒に追うが、1人、また1人と落ちていく…。


輪たろうさんが、コーラさんを1班に入れなかったもう一つの理由…。
それは、2人が競い合うと、他のメンバーがついてこれなくなって、班が崩壊するからだ。


さすが輪たろうさん。そこまで見抜いての班編成だったのか!


2人との差が20m、30mと開いていく…。
ついにその差は50m。
人間、無理だと思うと、やめる理由を探すものだ…。


「ここはゆるぽたの地、裏ヤビツだぞ。」
「もう、ゆるぽたでいいじゃないか…。」
「俺は何をやっているんだ…。」


自問自答する。


「でも、好きで走ってるんだ。周りで一緒に苦しんでる奴らだってそうだ。」


「まだ2人の背中が見える!
 そして、峠までの距離もまだある!
 見えなくなるまでは諦めるな。
 いや、見えなくなっても、自分との闘いは別だ。」


そんな考えが頭の中をぐるぐる巡りながら、ペダルを踏み込み続ける。ゼェゼェと息があがる。


やがて、カーブごとに見え隠れしていた2人の背中との差が開かなくなってきた。
むしろ、だんだん近づいてくる。


2人がペースを落としている…。
後ろ10mくらいまで近づいた。
2人の話し声が聞こえる。


談笑しながら走っている…。
しかし、2人の間には、近寄り難い雰囲気が漂っているのを感じる。


「ひょっとして、2人は牽制し合っているのか?」

「助かった!」

その間に、ようやく何とか追いつくことができた。
borikoさんも後から追ついてきた!
そして、同じように追ってきている人たちがいる。


モモタロウさんや、コーラさんから、
「待ってました。」と迎えられる。


そして間もなく、道は「気まぐれ喫茶」に近づいてきた。


「気まぐれ喫茶」を過ぎてから、護摩屋敷の湧水までの約500mは、斜度10%を超える、裏ヤビツ唯一の急坂だ。
ここを登り切れば、峠までは2km弱。再び緩やかな登りとなる。


「2人はおそらくここで動くはず…。」


ここまで不意を突かれてばかりだったが、今度は心の準備をしておく。
2人の牽制?のおかげで、脚も復活してきた。


「気まぐれ喫茶」を過ぎる。
ここは、borikoさんが気にしていた場所だ。
さっきのお返しに、borikoさんに声をかける。


「ここが気まぐれ喫茶。ここから急登。距離は500m!頑張りどころですよ!」


それを合図にしたかのように、モモタロウさんが動いた!
ダンシングで加速する。コーラさんがすぐに追う。
私とborikoさんも追いすがる。


今度は心の準備ができていたせいか、余り差が開かない。
でも、私の脚は、もういっぱいいっぱいだ。


急登を登りきって、再び遅いペースに。
しかし、ここまで来れば、峠までは、あと2kmも無い。
間もなく、フィナーレだ。


空が広くなって来た。峠の駐車場も近い。
牽制の中にも、緊張感が混じる。


どうフィナーレを迎えるかを考える。
私自らロングスパートをかけて、逃げ切れる脚は残っていない。
しかし、ゴール直前のスプリントで勝てる気もしない。


誰かの早めのスパートの後ろに付いて、ゴール直前で発射…。
位置取りによっては、なんとかなるかも…。


誰が先に動くか…。
なかなか誰も動かない。


「峠の駐車場まで、後、1kmない!」
そう声をあげて揺さぶりをかけてみる。


「もう着いちゃうよ。ほら、ほら行かなきゃ!」
モモタロウさんも、borikoさんにけしかける。 


それに反応するように、最初に動いたのは、borikoさんだった。
borikoさんのチャレンジャー精神はすごい…。


その時の位置どりは、私の前に、モモタロウさんとコーラさんが並走。
私の右手にborikoさんがいた。



「うぉーっ!」

と声をあげて、borikoさんがダンシングで私の右側から前にあがる。
ここぞとばかり、私はborikoさんの後ろに回ってツキ位置とる!


そのまま一緒にモモタロウさんとコーラさんの前に出ようとした。


しかし、borikoさんの前輪が、モモタロウさんとコーラさんよりも前に出た刹那。
2人が一緒に発射!


ツキ位置とかもう関係なしに、そのまま、2人は猛然と直線的に加速していく!
私はツキ位置を取ろうと、後ろに車体を振った分出遅れる。
慌ててダンシングに切り換えて、前に出るが、出遅れた差は縮まらないまま、ゴール!


激しいデッドヒートを制したのは、
コーラさん!


2位、モモタロウさん
3位、私
4位、borikoさん
そして5位には、追い上げて来ていた、ふくやまさんがゴール!


「出し切った…。」
「今日は、自分の人生で一番速く裏ヤビツを登った日だ。やっと、私の「裏ヤビツゆるぽたライド」は終わった……。」


……と、ゴール直後の感慨に耽ろうとしていた時。……



モモタロウさん
「じぁ、このまま菜の花台の展望台行こうか!」



「…………。」 

モモタロウさん、お元気ですね。


他のメンバーも続々とゴールしてくる。
みんな、激闘を終えて、ボロボロだ…。



さて、その頃、輪たろうさんは…、

写真 HAOさんより。


秋の裏ヤビツを満喫していたようです。
(^ω^)


この後、峠から菜の花台の一往復。裏ヤビツ側へのグルペットのお迎えに行って、最後に、定版の看板前で記念撮影。          

写真 輪たろうさんより。     
   
ネットネタで、輪たろうさんがゆるぽた詐欺師と言われておりますが、今回のライドについて言えば、輪たろうさんは、枠を決めて、「後は好きなようにして下さい」としか言ってないんですよね


結局、みんな、それぞれのやり方で走るのが好きなだけなんですよ。


楽しさはもちろん、苦しさですら、一緒に体験することで、共感できる仲間の絆が深まっていくのが、ロード乗りなんでしょうね。


まぁ、上の走った直後のみんなの集合写真を見て下さい!
騙された人間が、こんな良い笑顔はしないですよね。(笑)

(1人倒れていますが、気のせいです。)


アレンジしてもらったステーキハウスの昼食も、美味しかったです。

写真:輪たろうさん


そういえば、元々の目的は、裏ヤビツの紅葉でしたけど、行きは見てる余裕なかったっす。写真は峠のこの一枚のみ。(笑)
やっぱり、きれいだなー。



下りは、湿った落ち葉が所々溜まっていることもあり、班ごとに慎重に下りました。


今回のライド。輪たろうさんには、何から何までお世話になり、ありがとうございました!


また、こういう機会があったら、是非、参加させて下さいね。


追申:
今度は、必ずDMの守秘義務は守ります!





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(まだバナーの貼り方が分からず、すいません。)