こんにちは、りょうです。


この前の彩湖のエンデューロでストラーダスマートの本体が無くなってしまったので、急遽、新しいサイクルコンピュータが必要になってしまいました。


「サイコンなんて無くても走れるじゃないか!」

と言われればそのとおりですけど、無いとなんかやる気出ません…。
一生懸命走っても、単なる苦痛でしかありません。


何故なんでしょうかね…。
やっぱり、人間、自分の努力の結果が分からないと努力のしがいが無いって事なんでしょう…。うんうん。


という事で、やっぱり、走る時はサイコンは必須なんです。


…で、サイコンと言えばガーミン。
私もいずれ、ガーミン520Jと思っていたけれども、急に今必要!となっても、先立つ貯金が貯まっておりません。(泣)


また、ストラーダスマートのハートレイトセンサーやスピードケイデンスセンサーはあるので、他のサイコンを買って、これを使えなくしてしまうのも、もったいない。


かといって、また、同じストラーダスマートを買うのもなんか悔しい…。
( *`ω´)


なんて、思っていたら、前から気になっていた、いいものがありましたよ。


それは、キャットアイの

パドローネスマートプラス

です。


元々は、パドローネスマートという大きなサイコンがあって、気になってたんですよね。


最近、細かい字が見えにくくなってきたおじさんとしては、画面が大きいだけで、いいなぁと思ってしまうわけです。


ストラーダスマートのセンサーが流用できるし、なんと言っても、ストラーダと比べて文字盤が大きくて見やすい!


しかし、最近、ガーミンのように、表示画面をカスタマイズできる、パドローネスマートプラスというサイコンが出たという事なので、早速、色々と調べてみました。


名前は、パドローネスマートにプラスが付いただけですが、中身は全然違うようです。


これは、私が探していた理想のサイコンに近い!という事で、買ってしまいました。


今回は、そのパドローネスマートプラスのインプレについて書きます。


まず、お値段は、キャットアイのサイコンの中ではお高めですが、ガーミン520の半額くらいです。


私の場合は、bluetoothセンサーはストラーダ用のものがありますので、必要なのは本体だけ。
本体だけなら実売価格で諭吉が1.5人弱ぐらいでした。


大きさの比較の為に隣にiPhone6のライドケースを置きました。


パドローネスマートプラスの大きさは、ガーミン500シリーズと同じ位の大きさだと思います。


キャットアイのスマートシリーズは、スマフォと連動させて、スマフォのアプリで測った各種データをサイコンに表示させる事ができます。


昔からスマフォをサイコンとして使っていた私としては、電池をあまり気にせずにライド中、データを表示させながら走れるので大変ありがたいサイコンです。


私がこれまで使っていた、ストラーダスマートについて、ガーミンと比較したサイコンとしてのメリットは、


なんと言っても電池の保ちがいいこと。
ガーミンは充電式で、ランニングコストは安いですが、電池の保ちは1日単位です。
一方、キャットアイは水銀ボタン電池ですが、月単位で保ちます。
ライド中にサイコンの電池切れを気にする事はまず必要ありません。


最近は何でも充電式が流行りですが、私は電池派です。


理由は充電式はライド中、バッテリーが切れたら終わりか、予備バッテリーに繋ぐしかないのですが、ライド中に予備バッテリーに繋ぎながら走るのって、実は結構大変です。


電池式であれば予備と交換するだけ。
電池が無くても、市販の電池ならコンビニで調達も可能です。


そして、もっと重要なのは、こうした電子機器で一番に劣化しやすいのはバッテリーということです。


どんなに高い電子機器でも、バッテリーが交換出来ないタイプなら、機器の寿命はバッテリーの寿命です。通常、バッテリーは2年も使えば劣化します。


充電式は、バッテリーが劣化すると、電池の保ちが悪くなり、だからと充電しながら使えば、劣化が更に加速します。


これを治す為には買い替えか、高い費用で修理するしかありません。
そういう事を考えると、充電式はランニングコストが本当に安いと言えるのか、個人的には疑問を持っています。


電池式なら、電池を交換すればよく、エネループなどな充電式電池が使えれば、ランニングコストは更に下がります。大切に使えば、電池交換の度に機能は新品時と同じに回復します。


今回のパドローネスマートプラスは、画面が大きくなっている分、電池の消費も多いと思いますが、前のストラーダでは、2032水銀ボタン電池1個でしたが、パドローネからは2032水銀ボタン電池2個を入れるようになっており、電力消費の増大には対応しているようです。


電池の保ち(交換頻度)はまだ検証中ですが、ストラーダスマートと同じ位ではないでしょうか。


一方、前のキャットアイストラーダの時のデメリットは、私の個人的な関心から言うと、


①マップでルートが確認できない。
②一つの画面で表示できるデータが少ない。
③斜度が測れない。
というものです。


以前は、これにスマフォとのbluetoothの接続が切れやすい。
と言うのがあって、それが一番、ガーミンにしたい理由だったのですが、スマフォが、iPhone5からiPhone6になったら、その点が劇的に改善しましたので、今は問題ありません。


また、マップについては、それほど頻度も多くないので、スマフォ側のグーグルマップやルートナビでなんとか対応していましたが、②、③については、ガーミンじゃないとダメだなと諦めてました。


しかし、今度のパドローネスマートプラスは、画面のカスタムが可能!


分割なし(1データ)から、最大8分割(8データ)まで同じ画面で表示可能です。
しかも、どのデータをどこに表示するかも、自由に設定できます。

分割無しの画面


8分割の画面


まあ、普通は下の写真のように、5分割ぐらいが使いやすいですね。


そして、パドローネスマートプラスの良いところは、遂に斜度計が付いたこと!


上の写真の左下の部分が斜度計を表示させています。
斜度計は、パドローネスマートでは対応しておらず、パドローネスマートプラスで新たに追加になった機能です。


ただし、この斜度計は、気圧変化と移動距離で斜度を算出しているらしく、スマフォ側に気圧計が付いていないと、データが表示されませんので注意が必要です。


私が前に使っていたiPhone5には気圧計がありませんでしたが、今使っているiPhone6は気圧計が付いているので、ついに私も念願の斜度計付きのサイコンになりました。


しかし、この斜度計、実は

なんちゃって斜度計
なのです。


パドローネスマートプラスは、傾き自体を検知しているのではなく、気圧変化と移動距離で斜度を算出しているので、特定の位置(傾き)だけでは斜度が出ません。
坂を100m位移動しないと斜度が算出されないのです。


したがって、ある程度長い坂でなければ、斜度がデータに反映されません。
短い距離での斜度の変化では、直ぐにサイコン画面には出ないという事は、知っておく必要があります。
(ガーミンはリアルタイムで斜度の瞬間値がでるのかな?)


まぁ、それでも、今登ってきた坂が、何パーセント位なのか、100m単位の大まかな斜度が分かるだけでも、私的には満足ですけれども。


そして、パドローネスマートプラスのさらなる新機能は、簡易ナビも付いたこと!


スマフォ側のアプリで、目的地をマップで設定すると、目的地までの距離と方向が画面に表示されます。
こんな感じです。


まあ、これだけで最終的な目的地に到着するのは難しいですが、逆にルートの分かりにくい分岐点の進む方向の少し先に目的地を設定しておくような使い方をすれば、分岐点までの距離と曲がる方向が分かるので、むしろ使いやすいかも。


欲をいえば、経由地をいくつも設定できて、通り過ぎると、次の経由地の方向と距離を表示するようにできれば、サイコンのナビとしては、実用性は高くなると思いますけどね。


最終目的地は、最後はスマフォのマップで確認すれば良いのですからね。


それから、パドローネスマートには無く、パドローネスマートプラスから付いた機能として、バックライト機能がつきました。


こうした細かい改善もしているようですね。 


こうして考えると、キャットアイのサイコンで、ガーミンと比べて優位と思っていた点はそのままに、弱点と思っていた点が見事にカバーされています。


機能の説明はこれくらいにして、最後に、実際にロードバイクに取り付けてみると、こんな感じになります。


手前のスペースには、トピークのライドケースに取り付けたiPhone6が、重ならないように入ります。


ハンドルのアタッチメントは、レックマウントのType 19を使ってます。
これを使うと、ちょうど、スマフォとパドローネが重ならずに見ることができるので視認性も問題になりません。





パドローネスマートプラスの事を調べるまでは、ガーミン520にいずれ買い換えるのかなと思っていましたが、ガーミン520も、充電式である事と、バッテリーが17時間しか保たない事が不満だったんですよね。


パドローネスマートプラスは、その点は心配は無く、機能はほぼ同じ。
ガーミンと比べて、気温計が無いとか、斜度計の反応が遅い?とかありますが、個人的にはかなり満足です。


スマフォを使っている人ならば、かなり良いサイコンだと思いますよ。
これなら、もうガーミンに買い換える必要は無いかなぁ。


皆さんも、自分の乗り方にあった、サイコンを色々探してみて下さいね。




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