こんにちは、りょうです。


年末年始は、まとまったお休みでロングライドに何回かいけるかと思っていましたが、やはり色々とプライベートな用事が忙しく、なかなかいけないものですね。


先日は、新年のワンイチに向けて試走に行きましたが、その際に立てかけたロードバイクが風に煽られて倒れ、リアディレイラーをぶつけて、その後変速がおかしくなってしまいました。


変速機は精密部品ですから、そちら側に倒れないように、これからは細心の注意が必要ですね。


昨日は、時間が少しできたので、変速の修理をしました。
幸い、ディレイラーハンガーの曲がりは無かったようで、リアディレイラーの調整のみで治りました。


そして、修理のついでにタイヤを外して後ろを前に、後ろに新しいタイヤを着けるローテーションをしましたので、あわせて前から気になっていたホイールの振れ取りをしてみました。


使うのは、先日、新しい冬グローブが欲しいなぁ。と通販サイトを眺めていたら、何故かポチってしまったこれです。







見かけは華奢な感じがしましたが、実際の製品は意外にどっしりしています。


この振れ取り台はエンド幅の調整もできますので、
ロードバイクの700cのホイールであれば、ロード用もMTB用も問題なく取り付けられます。


ホイールを取り付けてみると、こんな感じです。


振れ取り台に付いている、このマジックハンドのようなゲージでホイールの振れを測るようになっています。


ゲージの位置は、上下方向はアームの根元のネジを回して、調整して固定。


ゲージの幅もここのネジを回して調整できます。


これらを調整して、ホイールの振れを測ることができるちょうどよい位置にゲージを固定します。


まずは、縦振れを測ってみましょう。
縦振れゲージはこのような位置に固定します。


本来は、金属板の部分をホイールの縁のギリギリに固定してホイールを回し、シャリシャリと接触する部分のニップルを回して調整するようですが、私のはカーボンホイールなので、プラスチックの部分が当たるようにしてみました。


説明書によれば、1〜3mm以内の縦振れならば、タイヤが吸収するので、それほど気にする必要はないとのこと。


実際にホイールを回して、隙間の変化を測ってみましたが、前輪も後輪も、ほとんど縦振れはありませんでした。
このホイールはそろそろ使って一年になります。
普段使いでそれなりに酷使していますが、さすがFFWD。 いい仕事してるぜ!


次は、横振れです。
マジックハンド状のゲージは、両側についていますが、計測するときは、どちらか片方側のみを使います。


こちらも、本来は金属板の部分で測るのですが、カーボンホイールなので、プラスチックの部分を当てて、隙間の変化や接触する部分を見ます。


分かりにくくて、恐縮ですが、ゲージの赤い先端部分とホイールの隙間に注目して下さい。


大事な所のピントがずれてますが、下が一番隙間が狭いところ。


この下が、隙間が一番広いところです。


この振れ取り台を買ったのも、以前、ショップでホイールバランスをとってもらった時に、ホイールを機械に取り付けて、回転させるのですが、その時に横振れがあるように見えたのがずっと気になっていたからなのです。


しかし、こうして測ってみると、思っていたほど、横振れはないようです。
しかし、後輪にわずかに、横振れがありましたので、調整してみました。


ホイールの振れ取りは、繊細な感覚が求められます。
むやみにニップルを弄るのは推奨できません。


以前、クロスバイクのホイールの振れ取りをしようと、ブレーキとの隙間を見ながら、ニップルを回して調整したのですが、大まかな感覚だけでは、細かい調整は出来ず、大きな振れは取れたものの、結局、だんだん、訳が分からなくなり、小さいリムの波打ちは取りきれませんでした。


しかし、ホイールの横振れが酷くて、ブレーキとリムが接触しているなどの場合もありますから、そういう場合の時のために、応急的な振れ取りの仕方を知っておいても損はないと思います。


振れ取り台があれば、ゲージを見ながらピンポイントで調整すべきスポークのニップルが分かるので、かなりやりやすくなります。


繊細な感覚は求められるものの、ホイールの振れ取りの原理自体は単純です。


ホイールとハブをつなげているスポークは、リムからハブの左右に分かれています。


したがって、リムを右に寄せたい時は、ハブの右につながっているスポークを締め、左に寄せたい時は、ハブの左につながっているスポークを締めるだけです。

上の写真の黄緑スポークを締めるとリムは右に。
青色のスポークを締めるとリムは左に振れます。


締め方は、スポークはボルト(雄ねじ)、ニップルはナット(雌ねじ)になっていますから、写真の図のようにニップルを回すと、スポークがニップルに入り込み、締まる形になります。


しかし、1箇所だけ締め付けても、バランスが崩れますし、あまり締めすぎると今度は縦の振れが出てしまいますので、少しずつやる必要があります。


調整したいリムの場所の直近の1〜2箇所のニップル(ハブの同じ側につながってるスポークのもの)を1/4回したら、その外側のニップル(これも同じ側につながってるスポークのもの)を1/8回すなどして、バランスをとりながら慎重に振れをとっていきます。


ミノウラの振れ取り台に付いていた解説書では、「ニップルは締める方向だけで調整するように」とありました。
理由は緩めてしまうと、その後ニップルが自然に緩んでしまう事があるからとあります。


しかし、以前に読んだ自転車の技術書では、リムの横の振れ取りについて、例えば右側に寄せたい時に右に繋がるニップルを締めるだけだと、ホイールの縦の振れが出てしまうため、隣の左に繋がるニップルをその分緩めるとありました。



確かに、原理的には、縦振れを出さずに、リムを横に振るためには、そうしないといけないような気がします。


図にしてみると、下のようは感じになりますね。
黄緑と青色の線がスポーク。黒色がハブ。白色がリムの縁の線です。
黄緑のスポークだけ締めれば、リムの縁は斜めにズレます。
青色のスポークを緩めてやれば、リムの縁は並行に動きます。


ニップルが自然に緩むかどうかは直接的には、締め付けトルクの問題です。
これをチェックするには、スポークテンションメーターがあればいいのでしょうが、高価で年に一度するかどうかの振れ取りにそこまで投資もできません。


まぁ、何事もやり過ぎはいけないという事かもしれませんね。
れ取りの原理の説明はこれ位にして、実際に調整してみます。


ニップルを回す時は、ニップル回しという工具を使います。


ニップルの回し方や工具のサイズはホイールによって違いますので、自分のホイールをよく確認しましょう。


ショップでは、よく下のようなニップル回しを使っていますね。
普通のニップル回しだと、手を離すと外れてしまいますが、下のボックス型のニップル回しは、スポークに沿って差し込む方法なので、手を離してもニップル回しが落ちないのが便利そうです。


調整中にニップル回しが、ゴロンと落ちて、「あれ?どのニップル調整してたっけ?」という事が無さそうです。


自分のホイールのニップルのサイズを確認して、持っておくのもいいですね。


ホイールによっては、専用のニップル回しで、タイヤを外してリムの裏からでないと調整できないものもありますので、気をつけて下さい。


FFWDは、伝統的な真鍮ニップルを使っているので、普通の工具で大丈夫なので調整しやすいです。


写真は、ニップルにニップル回しをつけてみた感じ。このニップル回しは、1つでいろいろなサイズのニップルが回せるタイプのものです。これを使って、ニップルを回して調整します。


また、FFWDでは、スポークがエアロ形状をしていて、スポークの途中が板状になっています。
実はニップルを回すとスポークが捻れてしまい、板が横を向いてしまいますので、それを抑える工具もあります。


振れ取りをしなくても、普段使っている中でこのエアロスポークが捻れる事があります。
それほど高いものではないので、スポークがエアロ形状の人は、持っておくと便利です。


このような感じで、抑えながらニップルを回していきます。
下は、片手で写真を撮りながらだったので、普段はもちろん両手を使いますよ。


ゲージを取り付けてホイールを回転。
ゲージと接触する所のニップル及びその周辺のニップルを少し回しては、再び振れ取り台のホイールを回しては、隙間をチェック。


大体の振れが収まって、完成です。
まあ、FFWDは元々、精度が高いのでそれほど変わりはないでしょうが、その精度がまだ維持されているのが振れ取り台で確認できたのは良かったと思います。


むしろ、振れ取りのやりがいがありそうなのは、子供のクロスバイクのホイールだろうなぁ。
いずれやってあげようかな。




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