こんにちは、りょうです。


ロードバイクに乗り始めて3年近く経ちますが、私、まだ、風張林道童貞なんです。


風張林道といえば、へるはうんどさんのブログ「しおいんですけど」で激坂血の味ランキングの堂々三位の四天坂!
その上は、全長72kmの「乗鞍ループ」と全長30kmの「大弛峠」しかありません。


しかも、風張林道は全長約5km!
ちなみに距離で「血の味指数」を割る「血の味ディスタンスレシオ」を計算してみると、大弛峠が0.967、乗鞍ループは0.396に対して、

風張林道は、5.6!

なんという圧倒的な血の味レシオであろうか!


これまで奥多摩方面には何度も行っており、ロードバイク仲間から風張林道の噂は聞いていました。


曰く、「東京最凶」、「脚に覚えがあるローディでも足付き撃沈は珍しくない」、「マチュピチュ区間という絶景」等々。


関心はあったものの、これまで行ったことはありませんでした。


しかし、ついに12月23日(祝)、しんぱちさん主催の風張林道ライドに行って来ましたよ!


今回、実際に走って分かった、風張林道の噂の検証をしたいと思います。


当日のメンバーは、しんぱちさん、けいたさん、momさん、よーしさん、yakiそばパンさん、バターさん、lzaさん、ふぁっつさん、そして私の9人。


朝、9時に武蔵五日市のファミマに集合して、風張林道に向かうことになりました。


9人と人数が多いため、1班と2班に分かれて村役場まで向かいます。


しんぱちさんアレンジにより、1班のメンバーは、yakiそばパンさん、バターさん、ふぁっつさんと、私。

俺以外、みんなバリバリに速い人ばかりじゃねーか!


これは、しんぱちさんの「速いもん同士で潰し合いなさい」というメッセージである…。


しんぱちさん、勘違いしているよ…。
坂での俺は「ポルシェタイガー」なんだよ。
(この比喩が分かるのは、軍オタかガルパンオタくらいだな…。)


解説しよう!
「ポルシェタイガー」とは、第2次世界大戦時のドイツ重戦車で、一般的に知られるヘンシェル社のタイガー戦車との試作競争に敗れたポルシェ博士(あのスポーツカーのポルシェ)設計のタイガー戦車である。


当時の重戦車の弱点は変速機だった。
重い車体を強力なエンジンで動かそうとしても、変速機がもたなかったのだ。
重いオートバイをロードバイクの変速機で動かすと思えばイメージしやすいだろう。


そこで天才ポルシェ博士は考えた…。

「電気モーターを使えば変速機はいらない!」

結果、エンジンで電気を発電し、電気モーターで戦車を動かすという、プリウスの元祖のような革新的な設計を思いついたのだ。


しかし、その革新的なアイデアに技術が追いついていなかった。
複雑な機構で重量が増加した上、メンテナンスも大変。電気モーターは出力が足りず坂が登れない。過熱した電気モーターからは火を噴く。
超信地旋回(その場で回転する戦車独特の動き)が出来ずに、その場に穴掘って埋まる…。
という、ポルシェタイガーは、ドイツの兵器らしからぬ、ダメ兵器であった。


結果、ヘンシェル社との試作競争に敗れるが、勝利を確信していたポルシェ社は、既に50台の車体を量産していた。


せっかく車体があるのだからと、軍に買い取られたのが、ポルシェタイガーである。
この他にも、砲塔の無い突撃砲(フェルディナント)に改造されたりして、戦場に送り出さている。
そして、戦場ではドイツ兵の苦労と共に新たな物語を生み出すのだ…。


ここらへんの話は、実は軍オタのあの巨匠、宮崎駿がマンガ化していて、マニアの間では有名だ。


興味があれば読んで欲しい。
高いわりに薄い本(2次創作の変な本ではない。)であるが、内容は濃い。
宮崎駿マニアなら必読書である。



他にも、宮崎駿マニア、軍オタ必読!
映画「風立ちぬ」の原作も入ってるこちらもどうぞ。
私は「特設空母安松丸物語」が好きです。




因みに、突然で関係ない話だが、先日、茨城県が発表した「茨城県の宝125選」の中に、「ガルパンの舞台、大洗」が入っているのを発見してしまった…。


大洗のガルパン愛…、パナイわ…。


いかん、いかん。

これはロードバイクのブログであった。
話を元に戻そう…。



さて、今回は風張林道がメインなので、その前に体力は使いたくないのだが、私がトレインに貢献できるような場面は、村役場までの緩斜面しかないので、そこまでは頑張ることにして、1班の先頭で走り出す。


あえてしんぱちさんのメッセージに乗ってやろうではないか!


…と頑張って曳くが、後ろの皆さんは余裕でついてきました〜。

(;//́Д/̀/)ハァハァ


yakiそばパンさん、
「いやー、さすがりょうさん。なかなか油断出来ない曳きでしたが、千切ろうという悪意は感じませんでしたね〜。」


ふあっつさん、
「ちゃんと振り返って、後ろがついて来ているか、確認してましたからね。
りょうさん優しいぁ。」


りよう、
「そんなことないよ〜。」
(*´∀`)  ハッハッハ!!


すいませんっ!
いっぱい、いっぱいでした。

多少は千切ったかと後ろを見たとか言えない…。


しばらくして、2班も、到着です。



一旦、檜原村役場に、集合して、いよいよ橘橋を右折して風張林道に向かいます。


橘橋からしばらくは、緩いアップダウンが続きます。
ちょうど、都民の森への道の上川乗までのような緩やかな上り道で気持ちが良い。


ここでは、yakiそばパンさんを先頭に走る。
yakiそばパンさんが、ペースアップして逃げに入るが、ふぁっつさんも私も追わない…。


この時、yakiそばパンさんは、

「あの人達は、今は俺を泳がせているが、きっと追ってくるはず…。」

と、見えない影に追われ、渾身のアタックをしていたらしい…。


すいません…。
期待に応えられなくて。


だって、この後の本番に備えて脚温存したいんだもん。
( ゚σω゚) ハナホジー


ちなみに、その時バターさんは、いつの間にかトレインの後ろから消えていた。
2班の写真を撮りに行っていたらしい…。


みんなそれぞれの想いで走りつつ、やがて藤原の交差点に到着!


ここからいよいよ、斜度が増してきます。



ここから本格的な上りに入るということもあって、ダラケる(休憩する)人達。(笑)


しかし、この日は12月の後半とは思えないほどポカポカと暖かくて最高のライド日和でした。


ここから先は、斜度が10%を超える坂が続きます。
風張林道の入口は、まだまだ先。


こちら方面に、よく知らない人を

「風張林道を上るか上らないかは別にして、入口だけでも見に行こう。」

と騙されて連れてこられる人もいるかも知れませんけど、アプローチが長くてキツいので、風張林道入口まで来て上らずに帰るという選択肢は「必然的に無くなる。」
とは、lzaさん談なので、よく覚えておきましょう。(笑)


そして、遂にブログなどで見覚えのある場所に到着です!


ここが魔境「風張林道」入口!

さあ、いよいよ上りますよ〜!


次回、風張林道検証編!


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