こんにちは、りょうです。


塩山のコンビニを出発して、いよいよ大ボスの大弛峠に向かいます。


コンビニを出たのが、パンク修理の影響もあって、10時30分頃になってしまいました。


ちょうどこの日は、 HAOさんも大弛峠に来ているようですが、早朝から輪行で来ているので、何処かで会うにはちょっと時間が合わないかな。


大弛峠はここから2000m上った先。
前に来た時もそうでしたが、最初のアプローチで10%以上の坂が延々と続く長い坂が脚にきます。


しかも、天気予報どおりにジリジリと太陽が照りつけ暑くなって来ました。
ここは南斜面のぶどう畑の中をひたすら真っ直ぐ上る坂で、木陰一つありません。


そういえば、前に来た時は、みんな熱射病になりかけて、水路で水浴びしたな。
ちょうど、この辺りだな。


なんて思ってたら、HAOさんも同じこと考えてたww

そう、ここです。ここww


柳沢峠の時はまだ余力あるから、大弛峠も行けるって思ったけど、人間、記憶は美化されて辛いことは忘れるようで、ここに来て思い出しましたよ。


前は、輪行で塩山まで来てここ上るだけでアップアップだったよ。


ここはついでに上りにくるところと違う!

なんでこんなところに自走で来ようと思った。
バカじゃないの!

以下、脳内でループ…。


大弛峠で辛いのは、延々と10%の坂が続く、この最初のアプローチと、琴川ダムの先から始まる急登かな。

特に、これから30km、2000mup登らなきゃいけない序盤のアプローチでこれは精神的にも辛い。


思うに、みんなツィッターのTLとかに、最後の絶景の写真だけあげて、

「最高〜!」

とかやってるので、

「おお、良いところじゃん!俺も行こう。」

って、なるけど、

アクションカムで2時間ひたすら、

「ハアハア…。」「ゼーゼー…。」

って、動画あげてたら行く気失せるよね。


あれは絶景で誘い込んで、お前らも味わえや!
という罠だよなwww…。
#苦しい所に行った時のローディあるある。


…なんてくだらないことを考えながら、熱射病にならないよう、頑張り過ぎず、淡々と上ります。


ようやく道が森の中に入って、ホッと一息。しかし、坂は続く。

途中で、ああ、ここでも前に休憩したわ〜。


しかし、昔一度上って、コースの全貌を知っているというのは、前と違う点。
ペースや力の配分ができると精神的にもかなり楽になる。


標高1450mくらいにある琴川ダムに到着。
柳沢峠と同じくらいの高度であるが、距離的にも高度的にもやっと半分。


ダムの少し先にある金峰分校跡地。


ここの向かいには、金峰山荘があって、大弛峠の唯一の補給場所だ。
私も自販機でスポーツドリンクを買って、ボトルに補給した。


大弛峠上るなら、ツーボトルは必須だと思う。
もし、途中で飲み水が無くなったら、途中に二ヶ所水場がある。


一つはダムへの途中上りから見て右側の茂みの中。道路から水場の看板が見える。
二つ目は、ダムから峠の途中に同じく右側の道路沿い。水くみ場のようになってるので分かると思う。
湧き水なので飲むかは自己責任で。
私は飲んでも大丈夫でした。


琴川ダムから先は、序盤と同じような斜度の坂が続くが距離は少し短い。

上っていくと、富士山が綺麗に見えた。


琴川ダムからの急登を上り切ると、森の中の斜度が低いボーナスステージが2〜3km続く。

まるで平地のように感じてスイスイいくが、ここも斜度は2〜3%ある。
これまでの坂がキツすぎるから錯覚するのだろう。

でも錯覚だろうがなんだろうが、楽ならばいいのだ。


やがて2000mを超え、森林限界に近づき、木が少なくなってくるとゴールも近い。


途中で、少し上っては路肩に止まってるご夫婦が乗った車と抜きつ抜かれつになったが、いつも抜きぎわに助手席の奥さんが、「頑張って〜。」と手を振ってくれて、元気をもらう。

こっちは、ハアハアしてるので、会釈ぐらいしか返せないが…。

普通の人からすればこんな所自転車で上る人は珍しいだろう。


13時30分頃、遂に大弛峠に到着!



峠にはまだ雪が残っていた。


ここから徒歩で、100mほど上って、夢の庭園に行く。


ビンディングシューズは、バックポケットに入れて持って来た携帯サンダルに履き替えました。


しかし、このサンダルの靴底はゴムだけど薄いから砂利道は辛い。
なので、土か大きな石の上を選んで歩く。
また雪が残っているような所や濡れてらいる所は避ける。


幸い夢の庭園までは途中、木道が整備されてる所が多いので、なんとかなりました。


夢の庭園からの眺めは絶景!
遠くには雪をかぶったアルプスの山々が見える。



なんて気持ちの良い眺め。
パノラマで写真を撮って見たけど、ちょっと空が白けてしまった。


しかし、下では熱射病になるかと思われたほどの暑さだったが、2400mの世界は、雲で陽が隠れると途端に寒くなる。


予報では30度というのもあって、ウィンドブレーカーを持って来なかった。
幸い天気は良く、夢の庭園で持って来た補給食を食べながら景色を堪能して峠に戻る。


夢の庭園を下りるとき、上りで車から応援してくれたご夫婦と会った。
ご主人も自転車乗って、相模原湖の近くの大垂水峠は上ったことがあるとのこと。

「こんな所自転車で上るなんて凄いね。
今日はどこから?」

と聞かれたので、東京の高井戸から自走でと言ったら、想像を絶すると驚いていた。


驚いてくれてありがとうございます。


自分に対して、ここまで、

「自走で来るとかバカじゃないの!」

とか、100回ぐらい呟いて坂を上って来ましたが、なにか報われた気がします。


もう、満足したので塩山駅から輪行で帰っていいだろうという気分です…。


…と言うか、輪行袋を忘れてしまったので、自走で帰らざるを得ないじゃろ。
(T ^ T)


ここに来る前に柳沢峠を下りてくる時、凄い斜度の下り道をひたすら下り続けたが、これから逆にそれを上ると思うと気が遠くなる。

もう脚は売り切れかけている。
もし輪行袋持ってたら、絶対、塩山駅から輪行で帰ったな…。


覚悟を決めて帰ろう。
もう、15時を過ぎてしまった。
そうゆっくりもしていられない。


柳沢峠の人気の無い山の中で暗くなるのは嫌だ。
パンクでもしたらと思うとそら恐ろしい…。


大弛峠には、HAOさんのSLATEは無かったし、ここに来るまでにHAOさんとはすれ違わなかった。


大弛峠の長野県側は、ご覧のようにダートになっている。
走り続ければ、秩父の方にも抜けられる林道がある。


面白そうであるが、ロードバイクでは行けない。
HAOさんのSLATEなら楽勝なので、進んで行ったのだろう。


ロードバイクの所に戻ってみると、異変に気付いた。


フロントタイヤの空気が少し抜けているのだ。


どうも先ほどのパンクの穴から僅かに漏れているらしい。

マズイな…。
さっき、携帯ポンプでは空気が入らなかったので、CO2ボンベで膨らませたが、こんなに早く抜けるとは…。

CO2ボンベは後一本。
できるだけ保たせてから使おう。


走行に支障があるほどでは無いが、下りで勢いよく段差に乗った時にリムを痛めるかもしれない。


いつもならぶっ飛ばして下りる所を20〜30kmでゆるゆると下りる。
段差がある所は徐行して通る。


それにしても寒い…。
下りは冷蔵庫からのような風が当たって、身体がブルブルと震える。
下界の暑さが嘘のようだ。


いつもなら、下りもペダルを回して身体を温めるところだが、タイヤを労わってゆっくりと下っているので、そうもいかない。


高度が下がるまでの我慢だと自分に言い聞かせる。


なんとか下まで下りて来た。
視界が開けてきて、甲府盆地の形がよく分かる。
ここまで来るとまた暑くなる。
やはり2000mの高度差は伊達じゃない。


振り返れば、大弛峠の山々が見える。
時間が経つとまた行きたくなるな。


上る前に立ち寄った塩山のコンビニに寄って、柳沢峠に上り返す前の補給をする。


時刻は16時過ぎた。
さあ出発!という時に、フロントタイヤの空気がほとんど抜けているのに気付いた!


どうも、走ってる時はタイヤの中のシーラント材が回って穴を塞いでくれているが、止まった時に、タイヤの穴が上にあると穴から空気が抜けてしまうらしい。


携帯ポンプは、やはり口金の調子が悪くて空気が入れられない。
近くに自転車屋さんでもあれば、空気入れを借りて入れられるのだが、あいにく10km以内には無かった。


マズイ!

そして、私はここで最大の判断ミスを犯す。

ここで、見切りをつけて、予備のチューブラータイヤに交換して、残りのCO2ボンベで空気を入れていれば、なんの問題もなく帰れたのだ。


しかし、先ほどの走っていれば空気が抜けなかったことへの過信。

そして何よりここでタイヤ交換で時間を食っていたら、柳沢峠を抜ける時間が遅くなることへの恐れから、手っ取り早くCO2ボンベを使って空気を入れることを選んでしまった。


さっきの大弛峠くらい保てば…。
青梅まで行けば、知っている自転車屋さんに寄って空気を入れられる…。


この誤った判断で、帰り道が地獄と恐怖のライドと化すのだが、この時は知る由もなかった…。




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