こんにちは、りょうです。


通過チェックのローソン日光東照宮前店(423.8km地点)において、Iさんが残念ながらDNFを決断。

補給が終わって、ちょうどそんな話をしている時に、Kさんも到着した。

Kさんは、朝5時に西那須野のホテルを出たそうで、我々より1時間遅い出発ながら追い付いつくなど、かなり調子を戻しているようだ。

入れ替わるように私は出発する。

日光東照宮前を出た後は、日足峠に向けて上っていく。

距離はあまり長くはないが、それなりの坂を上って、ようやく、日足トンネルに到着する。

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それなりにキツい勾配もあった。
DNFするなら、日光でというIさんの判断は正しかったと思う。

しかし、トンネルを越えてしまえば、わたらせ渓谷沿いの綺麗な景色の中を、30km以上に渡って下り基調で走り抜ける楽しいルートだ。

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今回のブルベを走ってみて、

AJたまがわの鬼怒川600のルートはいいね!

と思った。


景色の良い場所を通るブルベは多いが、残念ながら、そういう場所を通る時は夜だったりして、景色を楽しむというよりは、ただそこを走るだけというブルベは多い。

今回、昨日の上野村や今日の西那須野からわたらせ渓谷のような景色の良い核心部分を昼間に走れて景色を楽しんだブルベは、あまり記憶がない。

コースと距離だけでなく、何時にそこを通るのかまで配慮されたブルベは珍しく、今回のAJたまがわの鬼怒川600は、なかなか良く考えられていると思った。


しかし、そうした楽しい時間は第6PCのファミリーマートみどり大間々店(481.5km地点)までで終わり、その先からは、再び街中の灼熱地獄ライドとなる。

天気予報を見ると最高が29℃とあるが、体感では35℃くらいありそうだ。

500km走ってきた人間にとって、最後にこの暑さは堪える。

例によって、ツーボトルのドリンクがあっという間に無くなる。
もはや麦茶でも濃く感じて、ミネラルウォーターをボトルに入れる。

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そして残りの水を身体にぶっかけて走り出す。
水の気化熱で一瞬身体がクールダウンされるが、10分ももたない。

第6PCを出て、30kmも走らないうちに、再びコンビニに避難した。

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しばらく休んでから再び走り出す。
余計に休憩した分を取り戻そうと、下ハン巡航でペースを上げる。

途中、ゆっくりと走るブルベライダーを追い抜いたが、抜かれた途端にペースを上げて後に付いてきたようだ。


しばらくそのまま引っ張り続ける。
信号で止まったタイミングで向こうが前に出たので、それなら今度は私が後につかせてもらおうとペースを上げると向こうもペースを上げる。

??

諦めて、こちらがペースを下げると向こうも下げるので、私を完全にぶっちぎりたいわけでもなさそうだ。

でもどうせ前にいるなら後につかせてもらおうとペースを上げると、向こうも上げるという…。なにやら2人で競争じみた感じになって来た。

別に競争したいんじゃないんだけど…。

というか、あちらも明らかに疲れてるでしょww


ふと、このクソ暑いのにこのまま続けてたら共倒れになるじゃろ…と思って離脱する。

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実際、自分が熱中症になりかけた感じだったので危なかった。(笑)


次の第7PCセブンイレブン青梅日立前店(562.1km地点)までは80kmあり、酷暑の中、こうやって途中、何度か臨時休憩を入れてようやく17時過ぎ頃、到着した。

制限時間までは4時間以上あり、残りは約40kmだ。

ロードバイクが走行不能にでもならない限り完走が見えてきた。

むしろ熱中症でダウンする方が危ない。

幸い陽も傾いて気温も下がりつつある。

もう、陽が落ちてからゆっくり行ってもいいだろ。


補給しながらそう思い始めた時に、Kさんがやってきた。

一緒に補給しながら、

ここからはゴールに向けたフィナーレ。
もう最期ですから一緒に走りますか。

ということで、意気投合する。

17時30分頃、2人で第7PCを出発する。
多摩川沿いを走って行く。

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もう最終段階だが、去年の600kmと比べて、あまり眠くない。

出発前と途中で寝られたこと。
ブルベでの走行時間も朝から夜走って、深夜に寝るという、普段の生活時間と近いサイクルだったからかもしれない。

お尻は痛いが、今回、ビフパンツの下にパッド付きのアンダーパンツを履いて、パッドを二重にして走ったので、去年よりだいぶいい。

それでも痛いことには変わらないが。


600kmも走ると身体のあちこちが痛い。
お尻、脚だけでなく、二の腕も筋肉痛だ。

PC2でみんなでブルベ談義をした時、ブルベを走ってる時は辛いのに、終わるといい思い出のように感じるのはなぜ?
という話をした。

虫さんによるとそれは、

ブルベによる記憶改ざん現象

だと言っていた。(笑) 

それは辛い体験から自分を守る防衛本能だろうか…。

走り終わって思えるのは、

身体の辛さは時とともに癒えるけど、走った達成感は時とともに熟成されるのだ。

だから、「何やってんだ俺」と思いながら走ったブルベも、時が経つと「良くやったよ。また走りたいな。」と変換されるのだろう。


そして走り始めてまた「何やってんだ。」と思うのである。(笑)

かくしてブルベの楽しみは永久機関のようにリサイクルされる。


私の個人的な感覚で言えば、これに日常生活の幸せの再確認というのが加わる。

辛いブルベから家に帰ると、まともな食事が食べられること、家で寝られること、家族がいることといった普段の日常生活に対して、

なんと幸せなのか!

と再確認出来るのが、私のブルベで家に帰った時の密かな楽しみなのだ。

たとえ、次の月曜日からまた社畜生活が始まろうとも、耐えられるのだ。


ブルベ仲間はこうした体験を共有する。
辛い体験の共有は、シンパシーを産むというから、ブルベ仲間が人懐こいのもこのあたりが関係しているのではあるまいか。

BRM602鬼怒川600もいよいよフィナーレ。

Kさんと多摩川沿いを走って、最後のPCで買い物を済ませ、ゴール受付の宇奈根地区会館に到着した。

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辛く楽しいブルベも終わり。
37時間47分で無事完走いたしました。

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ゴール受付に来て驚いたのは、先日のFlecheで一緒に走った、momさんとしんぱちさんもいたことだった!

これにはビックリ!

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こうしてお迎え頂けたのは感謝の限りです。
momさんは同じ週のブルベ走ってたのに…。

600kmの完走おめでとう!SRだね!

と祝って頂いたが…、

実はまだ200kmのブルベを走ってないのです…。
<(_"_)>モウシワケナイ


しんぱちさんには、帰宅への道を引いて貰い、去年と違って、寝落ちしそうにならずに済みました。

ありがとうございました!

今回、無事完走出来たのは、Kさん、Iさん、Uさん、Tさんはじめ、道中助けて頂いた方々。SNSで励ましてくれた方々のお陰です。皆さんには感謝です。

そして、今回のブルベを主催して頂いたAJたまがわのスタッフの皆さん、ルートディレクターの善利さんには、とても良いブルベコースでしたと特別の感謝を申し上げたい。


皆様のお陰で、今年も自分の最大イベントの600kmブルベを楽しく終えることが出来ました。

ありがとうございました!
 

これで前期のブルベは終了。
200kmはまた秋になったら走ろう。

さあ、次は夏のエンデューロシーズンかな。

ふふふ。
遂にあのホイールも帰ってきたし…。



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