こんにちは、りょうです。


避暑地に向け、一晩かけて150kmを走破して碓氷峠に到着した我々を迎えたのは照りつける太陽でした。

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あちぃ…。


時刻は12時近い。
しばらく休憩したので、この後どうするかみんなで相談する。

(私の心の言葉)
軽井沢で有名なミカドコーヒーにでも行きたいなぁ。


ということもあって、実は行く前に"こんな所あるよ"とみんなにアピールしておいたのだ…。


しんぱちさん
じゃあ、下って峠の釜めしを食べに行きますか。


(心の言葉)
?!
ちょっ!? ちよっと待て〜っ!

ここまで来て軽井沢にも寄らず帰るのか?


確かに、海野宿ブルベの時は、ここから後に上り返すことになる下りが延々と続き「絶望の下り」と思った。
しかし、軽井沢までならすぐだ。

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確かに最初に決めていたのは、碓氷峠を上る事と峠の釜めしのおぎのやに行くことだけだが…。

(心の言葉)
しんぱちさん、ひょっとして下って上り返すのが嫌なのか?


しかし、会議などの話し合いの時、あまり強引に方向性を決めるような主張をすると、あの人は〇〇したいから言っているとバイアスをかけて見られ、その後の自分の発言の信頼性が落ちてしまうということもある…。

落ち着け…。

(心の言葉)
ここは、あまり強引に話を進めてもいけない。みんなの様子をみよう…。


momさん
もう昼だしね〜。


(心の言葉)
ちょっ、momさん!
碓氷峠上ったからもう満足なのか?!
そうなのか?


これはまずい流れだ…。


何とか議論の流れを変えなければならないと思った。
そうだ。仕事でのディベートの経験を活かして、議論の流れを変える発言をしなければならない!


momさんは、軽井沢による寄らないにこだわりがありそうには見えない。
ここは、下ってからの上り返しを嫌がっているだろう、しんぱちさんの不安を取り除かなければならない。

よしっ…。


海野宿の時は上り返しが大変だったけど、軽井沢までなら、すぐそこですよ〜。


一同、
……


(心の言葉)
えっ?! 
流された?
流れを変えるための起死回生の発言が効いていないっ…。


…しまった!
「すぐすぐ詐欺」に慣らされ過ぎたロードバイク乗りにとって、

「すぐそこ」

は最も信頼できない言葉だったのを忘れていた!(汗)


思いっきりバイアスをかけて見られる状況を自ら招いてしまった。

そこはもっと具体的に、
「標高で100mも下らない」
と、エビデンスを添えて言うべきであったか!

…が、もう遅い。

ここでけいたさんが、
「じゃあ、釜飯食べに下りますか。」
と言えば、議論は決定してしまう…。

けいたさんにチラリ、チラリと視線を送る…。
けいたさんは気づいていないようだ…。


やがてけいたさんが口を開いた…

けいたさん
せっかくなので、ミカドコーヒーでモカソフトを食べに行きませんか。


ナイス!けいたさん!
さすがグルメポタライダー!

「すぐそこ」疑惑のある軽井沢というワードに触れず、
「モカソフトを食べに行きませんか。」
と、食欲に直接訴求する言葉遣いを選択するあたり、流石だ。


腹が減ってるみんなへ、「峠の釜めし」に対抗できる「モカソフト」という提案によって、議論の流れが変わるのが感じられた。

このタイミングの逃してはならない。
ここで再び起死回生の発言を!



いいですね〜❤。



一同、
じゃあ、そうしますか。


(心の言葉)
よっしゃああ〜!


こうして、私のディベート能力を総動員した会話で、ミカドコーヒー行きは決まった。


おまえ「すぐそこ」と「いいですね〜」しか言ってないじゃんww
ほぼけいたさんのおかげだろw
という異論は認める…。

でも結果オーライなんじゃ〜!


計画どおり、ミカドコーヒー行きが決まったが、その前に軽井沢駅近くのコンビニで、ドリンクなどの補給によることにした。

碓氷峠の木影から出た途端に容赦ない日照りが襲う。
ここほんとに避暑地かよという感じだ。

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目的地のミカドコーヒー軽井沢旧道店は、旧軽井沢銀座通りという、メインストリートのど真ん中にある。

駐輪場がないので、お店の人に相談して、隣の軽井沢教会の掲示板の前にお願いして停めさせて頂いた。
快く了解してくれた神父さんには感謝です。

ミカドコーヒーは、1階はお持ち帰り用の店舗だが、2階は中で食べられるカフェになっている。

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そこから軽井沢のメインストリートを見渡しながら、優雅なカフェのひと時を過ごせるのだ。

オープンテラスの席は、相変わらず暑いですけど…。

でも写真じゃ分からんから、
「優雅な避暑地のひと時を楽しみました〜。」的なインスタ映えする写真に見えるでしょ。
(´ー`*)ウンウン

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メニューを見て、今回はモカソフトフロートを頼んだ。

運ばれてすぐに溶けだすソフトクリームで暑さが分かる。(笑)

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ありきたりな感想ですが、コーヒー味のの濃厚なソフトクリームで美味しゅうございました。
(੭ु´͈ ᐜ `͈)੭ु


モカソフトを満喫したあとは、いよいよ峠の釜めしに向かいます。

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帰りは峠に向かって少し近道を通ろうと、裏道に入りました。
メインストリートから一歩裏道に入るとそこは林に囲まれた閑静な別荘地帯。

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緑のないメインストリートは、都会と同様の暑さを感じていましたが、木陰のあるその道に入った途端、これまでの暑さがウソのように、気温が一気に下がってひんやりするのが分かりました。

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おおっこれぞ本当の避暑地だ。ここいいわ〜。


しんぱちさんが叫ぶ
誰かここに別荘買って!

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気持ちの良い林の中で、ひとときの避暑地ライドを楽しませて頂きました。

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やがて道はあまり上り返すこと無く、碓氷峠すぐ手前の旧道に合流しました。

ラッキー!

碓氷峠を下り、横川駅前にある峠の釜めしのおぎのや本店に到着。
すぐ近くのドライブインにも「おぎのや」はありますが、こだわりの本店です。

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それにしても暑い。
軽井沢も暑いと思っていたが碓氷峠を下りてきたら、それどころの暑さじゃなかった。

お店に入って注文する時に、メニューにアルコールフリービールを発見!
何と一本150円という、スーパーで売ってるようなお値段ではないですかっ。


当然、こうなります。

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プハァ〜ッッ!
干からびた身体に染み渡る…。
こんなにノンアルビールが上手いと感じたのは初めて。

そして、峠の釜めし。

ドン!

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ぱくり…。

これはっ?!

峠の釜めし、どうせ観光地で売ってる弁当だろ?
とかなめててすいませんでした…。

エグ味が無く、具の一つ一つの味が引き立ってる感じ。
これもすげー美味かった。

人気なのはそれなりの理由があるのですね。
はるばる走ってきた甲斐がありました。

さあ、腹も満たされたら灼熱地獄の中、帰らねばならぬ。

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ブルベのように、淡々とペダルを回し続ければ、いつか家に着くのだ。

しかし、けいたさんは高崎あたりから輪行で帰る予定なので途中でお別れ。

けいたさん、今日はお疲れ様でした!

その後、私、momさん、しんぱちさんの3人で南下する。

しかし、当日の気温は35度以上。街中は地面からの照り返しもあり、予想以上に灼熱地獄であった。

普段なら外に出るのも躊躇する中、ロードバイクで走り続けるのだ。

とにかく、小まめに休憩を入れる。
補給するドリンクの量が半端ない。もう何本買ったか分からないくらいだ。

とにかくどこか涼しい所で座ってゆっくり休みたい。

埼玉県に入ってすぐあたりまで戻って来た所で、ブルベの時に知っていた道の駅にある24時間開いてる休憩所に飛び込んだのだか、なんと室内には冷房が無く、外の木陰で休む。

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しばらく休んだが、誰も出発しましょうと言い出さない。1時間近く休んだ。

おかげで熱中症の危険を感じていた身体を冷やすことができた。

制限時間がある訳では無い。
日が落ちるのを待って、再出発する。

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日が落ちて、気温も下がってからは順調であった。

今回、momさんは、300km越えライドでも調子が悪くならない対策を工夫し、そのテストライドも兼ねている。
これまでは順調にいっているようだ。

しんぱちさんも淡々と走り続ける分には、粘り強さ発揮している。

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しんぱちさんは、飯能あたりから輪行で帰る事になった。

また、momさんも今回の目的の1つの300kmテストを無事達成し、旦那さんが迎えに来るとのことで、拝島あたりでお別れしました。

しんぱちさん、momさん、本日はお疲れ様でした!

その後は、いつもの東八道路を走って、高井戸の自宅まで無事帰ることが出来ました。

碓氷峠や軽井沢は、観光地として復権してきたみたいで、観光客もかなり多かった。なかなかに楽しい場所でした。

今回、これだけの灼熱地獄の中で無事完走できた事は、自分として自信になった。

別にどんな暑さでも走れる自信という訳ではなく、どこまで頑張ったら、どれぐらい休むべきかという、走り続ける上での自分の身体の相場観が分かったという意味での自信になりました。


共に走ってくれた、けいたさん、momさん、しんぱちさんに感謝。

ありがとうございました!


今回ライドは
総走行距離  332.3km
獲得標高  2557m
でした。


まぁ、食べた分は走ったな。



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